ボディアートは、ヌードになっている人の体に描きます。海外で流行り、日本に入ってきた新しい部類のアートです。日本人の文化や性格的に、裸で外に出るというイメージが先行して、受け入れられるのが遅れたように思います。慎みや恥の文化も素敵だと私は思います。
それはそれとして、今やサッカーの応援やお祭りなどで、一般の人も顔や手にアートを施す機会も目にするようになりました。一見人体に思えないほどの出来栄えをInstagramやユーチューブにアップして話題になる人までいます。人気のボディアートについて、説明していきたいと思います。
○ボデイアートはパフォーマンスアートです
ボディアートは楽観的な自由な印象を持つ人が多いかもしれませんが、西洋美術ではパフォーマンスアートの下位に位置します。パフォーマンスアートとは、作家自身の体を使ったアートのことを言います。
極端な例では、永遠に踊り続けるものや、火傷で肌がただれるまで日焼けをするなどあります。一般には、ボディピアス、タトゥー、そしてボディペインティングといった体を装飾するものです。
○日本ではボディアーティストと呼ばれる人達は少ないです
他のアーティスト人口と比べると少ないです。需要と照らし合わせると人口が増えすぎても困りますが、まだまだ少ないです。日本を代表するボディアーティスト達が年々着々と活動を広げているので、今後も可能性のある分野ではないでしょうか。
○ボディアートは音楽と映像と街と自然と花火とコラボし放題
人がいれば成り立つアートなので、ボディアート1つというより、何かとコラボさせたり抱き合わせにさせても華やかになりインパクトも生まれます。企業もビジネスと捉え始めプロジェクトを起こしているところもあります。
○流行りのボディアートはタトゥーペイント
本物の刺青ではなく、タトゥー風にペイントして落とせるので、気軽にオシャレ感覚で流行っています。サッカー観戦や海などイベント時に見かけるようになりました。大きくなったお腹に描いてもらうマタニティアートも人気ですね。
一般の人が参加できるアートという点も流行るポイントになっているのではないでしょうか。
○絵の具は水性、油性、ゴムのようになるものがあります
肌に長時間付いているものなので、改良されて極力肌に負担の少ないものになっています。水性、油性はその名の通りで、最新のものでは乾くと、ゴムのようになりピーと剝がせるものがあります。
肌が弱い人は、パッチテスト(皮膚の薄い腕の内側などで数分絵の具を付けてかぶれないかテスト)をします。
○ボディアートの大会が日本でもあるので見に行ってみましょう
ここで活躍するのが美術モデルです。ヌードに抵抗のあるモデルを使うより、アートに興味のあるモデルと一緒に作る方が楽しいです!とある会場で、アーティストと美術モデルは2人で、こっちの方がいいかもと楽しみながら作っていました。
ボディアートの他の芸術との違いは、保存できないところです。その瞬間をアートするので写真だけでは伝わらないライブ感を感じてください。
会場によっては、ニップレスを貼っているとか前貼り(ガムテープなどで下半身を隠す)をしているといえども、一般の人も自由に見れるものだと公序良俗に反すると嫌がられるところもあります。限られた会場で行われる大会やショーイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか?