絵を描くことが好きな人は必見!各地でデッサン会やクロッキー会が開催されています。1人で黙々と作業するのも素敵な時間ですが、たまにはそんな会へ行ってみるのもまた興です。

会費は、都度払い、月払い、年払い、入会費があるところもありますが、そんなに高額のところはなく比較的安価に参加できます。また領収書が必要な人は、申し出れば出してくれるところもあるので思い切って聞いてみましょう。

みんなで描いて新鮮な刺激を!みんなで描くから経済的に負担が少ない!濃いタイムテーブル!想像以上に練習になる!そんなデッサン会やクロッキー会についてご説明します。

○デッサン会・クロッキー会とは、どういう会なのでしょうか

モデル(または静物)がポーズをとっている周りを椅子で囲み、絵を描きます。デザイン関係の仕事でスキルアップのため、マンガ家志望、美大生、学生、新たな趣味としてライフワークにしている、老後の趣味としているなど老若男女、誰でも参加できます。

会費は、冒頭で述べたように会それぞれです。1人でモデルを依頼するのも勇気がいるし緊張する、アトリエがないから場所を借りるにもどこを探せばいいか分からないという人にもオススメです。モデル料金も会場費も込みの会費ですから、お得だと思います。

1人で描くことと違うデメリットというと、自由にポーズを指示できないのと、タイムテーブルが決まっていることでしょうか。希望があれば主催者の人と相談してみると、好きなテーマなど希望が叶うかもしれません。

○ホームページかパンフレットなどを見て予約しましょう

予約が必要な会がありますので、お電話かメールにて問い合わせましょう。会場の広さの都合で定員があるため、予約が必要になります。

主催者と会場のOKが取れれば(会場と手洗い場を汚さないことが基本)、絵の具で描いたり、粘土制作ができるところもありますので、この時に聞いておきましょう。

○どんな人が開催しているのでしょうか?

主催者は、個人、法人、サークル、自治体など様々です。場所は、この限りではありませんが、だいたいが公民館や区民会館、あれば美術会館や絵画教室や企業のアトリエだったりします。

時間は日曜午前中や平日夜など色々です。内容は、静物画だったり裸婦画だったりします。裸婦を描く会によっては、身分証の提示を求められることもあります。

トラブルを防ぐためなので、身分証を忘れずに持参しましょう。但し、身分証を提出する相手は信頼できるのか、個人情報についての取り扱いには十分に注意してください。

○持ち物はスケッチブックと鉛筆?どんな進行?

基本的にはスケッチブックと鉛筆があれば問題ありません。木炭、消しゴム、練り消し、絵の具、墨汁、粘土は、会場と洗い場を汚さない前提で、主催者に確認します。イーゼルも禁止か貸し出ししているか確認です。

初心者向けに先生が基本を教えてくれながら進めるところもあります。上級者ともなると、ムービングのみで構成されるタイムテーブルのところもあります。

ムービングというのは、動いているものを描く技法で、観察力と描くスピードを養うもので、かなり難しいです。初めて挑戦される方は手が止まってしまうので、やってみると良いです。

もちろん上級者ではなく、通常のタイムテーブルにムービングが組み込まれているところを選ぶと良いです。

クロッキー会のタイムテーブルの例<2時間の場合>

5分x4
5分休憩
5分x4
5分休憩
2分x5
10分休憩
3分x4
5分休憩
10分x1
5分休憩
10分x1
5分休憩
3分ムービング

最初のうちは色々参加してみましょう。そのうち居心地の良い会ができているでしょう!