インターネットが普及し、営業(自分の売り込み)活動が大幅に楽になりました。パソコン、スマートフォン、タブレットなどの発展と比例して、イラストレーター需要も志望も高まりました。

イラストレーターは溢れかえりライバルが増え、よほどの腕前と営業力が必要です。ここでは、イラストレーターになるには、何が必要か説明します。

○イラストレーターと名乗っていいのはいつ?

イラストレーターという資格はありません。どこかの会社に就職していてもフリーでも、イラストレーターの仕事で食べていけるようになれば、イラストレーターだと言えるのではないでしょうか。

とはいえ、自分がイラストレーターだと思えばイラストレーターで、単発のお仕事しかなくてもお金をもらっている以上、プロとしての責任があります。

自分がどの時点で、イラストレーターと名乗ることに自信を持って言えるかだと思います。仕事を継続させるポイントは、納期を必ず守ることです。修正を見越して早めに出しましょう。

○イラスト作成の腕以上に営業力が何よりも必要です

どんなに高度技術のイラストが描けても、お仕事をもらえなければ宝の持ち腐れです。インターネットが普及するまでは、会社に足で営業に行くほかありませんでした。

飛び込み営業もしている人も多かったです。これから活動しようとしている人は、この先飛び込み営業をすることがないかもしれません。飛び込み営業ってメンタルがズタボロになってすごく辛いんですよ。気分を変えてやってみるのもいいと思いますが、基本は電話かメールでアポイントを取ってから行きましょう。

今活躍している人達の多くは、インターネットもそんなに普及していない、もしくはない中、営業の苦しみを乗り越え、精神面も叩き上げられてきた人達です。

みんなイラストレーターになるという目的のために、イラスト以外のこともやってきたのです。そんな人達と一緒に働こうとするのですから、くじけてばかりはいられません!

インターネットでは、どこの会社がイラストレーターを必要としているか一目瞭然です。ですが、他のイラストレーター達にとっても一目瞭然です。ライバル達より自分を採用してもらえるものが必要になります。

その会社の求めているものに応えられるように会社の実績や募集要項などを必ず確認し、自分が会社側ならどんな人を望むのか考えましょう。その会社で採用されている人の作品を見ることができるなら、自分のものと何が違うのかを検証します。

○会社に就職した専属イラストレーターは安定の収入です

イラストレーターを抱えている会社は、イラスト作成の案件があると、当然そのイラストレーターに回します。そういう会社は公募しませんし、ここへ営業をしても、ほとんど0に近いほど採用されません。

○採用する時はイラストレーター歴が判断基準になります

イラストレーターを続けてきた年数が長い方が採用されやすいです。始めたばかりの人は、年数はどうにもならないので、何をしてきたのか答えられるように単発でもお仕事をして経歴をコツコツ増やしていきましょう。

○インターンシップ制度は利用しましょう

イラストレーターとしてアルバイト採用してもらえているなら、そのまま就職できる要件を確認しましょう。

また在宅ワークなどをメインにした仕事の仲介専門で、Woman&CrowdとかLancersなどのサイトも増えています。依頼主は企業から個人まで多種多様で、応募して採用されればお仕事開始という感じです。

金銭のやりとりは、そのサイトを運営している会社が統括しているので、たくさんの人と取引をしてもぐちゃぐちゃにならなくて便利ですよ。