個展やグループ展を開催するまでの最低限必要なこと

個展やグループ展を開催することは1つの目標だったりしますよね。初めて企画している方、まずはおめでとうございます!開催するための最低限必要なことをご説明します。

個展やグループ展のメリットは、不特定多数の人に自分や自分の作品を知ってもらうことです。多くの人たちに来てもらうにはよく練られた準備をすることです。

デメリットは、自分だけの、グループならその少数人だけの力で集客しなければならないことです。全ては自分たちの計画次第で変わります。

初めての開催で、絵が売れるほど甘くはないでしょう。何度も出品して(公募なども)、来てくれた人の繋がりを大切にしましょう。ようやく覚えてもらえるようになるまで10年ということもあります。

10年!?と思われるあなた、大切な想いが詰まった開催を1つずつ効率よく成功させるように、しっかり計画しながら進めていきましょう。

○会場を決めて予約をしましょう

どこの会場にするか決めたら、会場に予約をします。希望通りの時期と期間が空いていればいいですが、空いていなければ待つか、他の会場にしないといけません。

時期も期間も場所も集客には1番重要です。季節もこよみも関係しますし、期間が短すぎても長すぎても客足が全く違います。場所も分かり難い場所だったり、ビジネス街なのか住宅地なのかというところでも変わってきます。

また会場によっては、審査があります。審査に受かるか受からないかは、その会場に合うか合わないかなので、もし落ちても今回は縁がなかっただけだと思って、落ち込まずにすぐに次を探しましょう!

無名の会場と有名な会場とでは、集客に差が出ます。見に来てくれる人が多いから絵が売れるということでもありませんが、人が来ないと始まりません。土日は挟み、平日も休みを作らない方がいいです。

○展覧会のテーマを決めましょう

テーマが決まっている展示は、見る側にとって見やすいです。グループ展であれば、一緒に展示する人と相談して決めましょう。会場の雰囲気は印象に残るものになります。

○予算を把握していますか?見積もりは自分で出しましょう

概算ではダメです。会場代を抑えるなら、公民館のような会場でしたら安いです。最近では無料のレンタルスペースもあります。

良い場所である程度のギャラリーを借りるなら、そこそこかかります。だいたい銀座の人気の会場は会場代高いです。集客がのぞめそうな会場のネームバリューを借りるコストと思うと妥当でしょうか。

その他費用としては、搬入搬出のための費用、額縁代(会場が指定している場合があり額縁が結構かかります。その他ギャラリーの規約必読)、吊り下げるワイヤーなどの機材、いるなら絵を飾る台、受付代、記帳用のブックと文房具、入り口の看板用のチラシ、今回の個展を解説するパネルや自己紹介パネルなど。

告知はSNSなど無料で使えるものは使いましょう。チラシやパンフレット、DMも必要なら。もし告知チラシが作れるなら、配る他に、お店によっては置いてもらえるところがあるので交渉します。

告知は最低でも1ヶ月前までにはしましょう。置いてもらえるなら、感謝の気持ちを何かしらで必ず伝えましょう。その他費用が、会場費と同じくらいかかったりするので、トータル金額に驚かないように見積もりします。

同じ展覧会は2つとないので、自分らしくやってみることです。しっかり準備して、第1回目の個展やグループ展を楽しんでください!成功をお祈りしています。

芸術の世界の住人は名刺も個性が表れるもの

社会人になると名刺を持ちますが、芸術家たちも名刺を持つ人がいます。名刺とは、自分がどんな名前で何をしていてご用がある時はここへ連絡してくださいという携帯出来る自己紹介カードです。

どんなに印象深い作品を見ても、人は名前を忘れることがあります。思い出したいのに忘れてしまったなんて、せっかくのチャンスも台無しです。

名刺があれば、忘れてしまっていても逆に思い出すこともあります。ああ!この人の絵は衝撃だったなぁまた見たいな。と、自分がいないところで、名刺が仕事をしてくれたりします。

仕事として活動するなら、名刺を持っていて損はないです。名刺に賛同されない人はそのままで良いと思います。芸術の世界は自由ですから。

これから作ってみようかと考えられているあなたへ、私の出会った素敵な名刺を少しご紹介します。

○さすが芸術家。個性だらけで誰1人同じ名刺の人はいない

手のひらサイズの1枚の紙で、自分を表現するって、これはこれで面白い作業です。受け取る方も、それぞれの個性が凝縮されていて、思わず「ほぉ!」と言ってしまうような、見て楽しいものです。

紙にもこだわって自分で手漉き和紙を作っていたり(これこそ世界に1枚しかない)、フリーのグラフィック関係の技術者はプラスチックに名前が浮かぶ仕掛けにしていたり、考えますねぇ。

○専門の画材を使って作成すると分かりやすいです

水墨画の人は、薄めの墨汁で濃淡のある筆跡で名前だけ書くのでも、水墨画を描いていますと紹介されると名刺を見ると容易に思い出せます。版画で作られた名刺も小さな作品を見ているようでした。

名前も「雅号(がごう)」といって画家や書道家等が使用する名前にするのも素敵です。

○パソコンに取り込んで刷りましょう

さすがに1枚1枚作るのは大変です。もちろん1枚ずつ手作りだなと分かるものが多いですが、配ることが多くなってきたらそうもいきません。

パソコンが苦手な人も、絵が完成したらパソコンに絵を取り込んで、インターネット上で宣伝する人も増えている昨今(著作権侵害されないように注意)、良い機会だと思って、チャレンジしてみても良いのではないでしょうか。

スキャナーを使ってパソコンに取り込むのが綺麗な画像になります。色合いや質感など気になるところですが、パソコンの画面によって実物と多少見え方が変わってしまうのは仕方がないので、自分のパソコンに取り込んだら補正などして調整しましょう。

色補正などイラスト系ソフトは、フォトショップが1番使えますが、機能が多くて大変ならフリーソフトもあるにはあるので用途に合わせて探してみてください。

○相手のことを考えましょう!名刺を作る際の注意点

受け取った人が名刺をしまった後に、絵の具とか素材がポロポロ落ちるようなのは、名刺入れやポケットがかわいそうなのでやめてあげましょう。

基本的には名刺サイズの大きさの方が、他の名刺と同じようにしまえるので、相手に負担がないです。名刺を見返す際にも、別に保管しなければならない大きさだと1人だけ存在を忘れられてしまいます。

○仕事用の連絡先を1つ作って記載しましょう

見栄えも大事ですが、連絡先はあった方が、お仕事の依頼はしやすいです。既に仕事を一緒にした安心できる人にしか渡さないなら、仕事相手とはもう連絡先を交換しているので問題ありませんが、初めましてと名刺交換をするなら連絡先がほしいです。

名刺をきっかけに話が盛り上がったり、新たな人脈が広がりますように!

経済に敏感!?芸術と不況との関係とは

一般的に、芸術は移住食あって2の次、3の次のものと捉えられるのは否めません。苦しい時に絵を描こうとかピアノを弾こうとか普通の人はあまりできませんよね。

逆に気分転換に没頭してピアノを弾くとスッキリするんだという人もいるかもしれませんが、一般的に。自発的に芸術を思い出すのは、少し余裕のある時だと思います。

不況になると、絵を買う人は減りそうですよね。特に作家を中心とした美術業界は、経済に左右されるのでしょうか?気になる経済との関係をご説明します。

○あおりを直接感じるのは現代アートです

ここ近年成長した現代もしくは近代アートは、その時その時の世の中の動きで価値が変化しています。降って湧いたように出てきた20代の人の絵が人気になれば、巨匠達を抑えて驚きの価格になることがあります。それが売れるからさらに驚きです。

ですが、このような絵は不況になると売れにくくなることがあります。前からいる重鎮達の方が、根強い固定ファンも付いているからか安定しています。

○スイスUBS銀行がメインスポンサーのアートバーゼルの危機

絵画の売買が目的のアートフェアとして中心存在のアートバーゼルは、存続の危機になっています。スイスUBS銀行がメイン単独スポンサーですが、世界的に安心と思われていたスイス銀行が諸外国から脱税幇助の疑いをかけられ安心の地位を失っているからです。

アートバーゼルは近現代アートに関心を持っていて、森美術館(六本木ヒルズのところ)はUBSコレクションとして、近現代アートを質量ともに揃えて展示しています。

アートバーゼルは100ほどのイベントをするような巨大組織なのでなくなるとは思えませんが(なんとも言えません)、この一大市場がなくなるかもしれないと思うとスポンサーの経済不況も心配です。

○古美術は経済の動きに影響しない?

新しいものが入ることがなく常に古いものを好む業界なので波がなく淡々としていて、不景気とか好景気はあまり関係ないようです。

○絵を買う人はどんな人達?

気になりますよね。お金を持っている人というイメージが強いですが、ストリートで販売している人もいますし、余裕のある人とかオシャレな人でしょうか。写真や掛け軸を購入する人も同じようなものでしょうか。

また少し違う感じもします。実家に帰ると掛け軸は季節ごとに変わっているイメージですが、掛け軸も現代ではなかなか買いに行こうと思いません。住宅形態が床の間がないマンションが増えたせいもありますが、掛け軸があると格好良いですね。

実際、個人だけではなく、法人や都道府県などの公共団体が購入することもありますね。経済の動きにいちいち左右されるほどのギリギリの資金で、普段絵を買っているのではないと思うので、そういう人達が購入するのは、流行り廃れのない絵を好むのかなぁと感じます。真相は分かりませんが。

○不況を逆手にとってアートで盛り上げましょう

シャッターに絵を描いて(落書きNG)街を活気づかせようとしたり、アートを使って再建させるプロジェクトもあります。不況だからこそ、絵を買って部屋と気分を明るくするのも良いですね。私は好きな現代アートを買って、白い壁に飾りたいと思うこの頃です。

自分のホームページを作ってアピールしましょう

積極的に自己アピールできている人が活動しています。手っ取り早いのは、自分のホームページを作ることです。インターネットを活用しない手はないです。

ホームページは、ドメインを個人で取得しなくても今や無料で作成できます。特別な知識がなくても、画像をスキャンして取り込んでアップロードするくらいできれば、大抵のものは出来上がります。

ホームページは、あなたを表す名刺にもなり、ポートフォリオ(作品集)でもあるので、ビジネスツールとして構築しながら作りましょう。初めてだとホームページらしくすることしかできないかもしれませんが、そのうち自分らしくデザインしていくと良いです。

○ホームページがあなたに代わって営業をします

ホームページがあると、24時間休まず誰かの目に触れています。あなたがどんな人なのか、求める条件と合うか誰かに見てもらえます。一緒に仕事がしたいと思ってもらえるようなホームページを作ります。

○ポートフォリオをホームページに載せましょう

ポートフォリオとは、自分が今までに作成した作品集のことで、私はこういうものが作れますという1番のアピール材料です。

企業の求人で、どんな作風の人を求めているのか明記していることがあるので、それに合ったものを作り一緒にアップロードしておくと、偏りがちな自分の特徴以外にもいろんなジャンルに対応出来るアピールにもなります。

○経歴と実績を増やしながら載せていきましょう

経歴と実績も大きな判断材料です。最初はないかもしれませんが、単発のお仕事でもコツコツ加えていきます。

○SNSと連動させて作ると見てもらえる機会が増えます

バナーやアドレスなどを載せるなどして、ホームページと連動させていると、集客率が上がります。Pixiv(ピクシブ)やTumblr(タンブラー)のように専門的なところと連動させると、より厳選された人たちがホームページに来ることになります。facebookなどと連動させると、見に来てくれる人達の間口を広げます。

○アクセス解析を確認しましょう

ところによっては、1日や1ヶ月など足跡数を無料で確認することができますが、余裕があれば何のキーワードで自分のホームページを見に来ているのか、アクセス解析をすると効率が良いです。

そのキーワードがみんなが求めている人になるので、そこを詳しくアピールするページに変更してアクセスの変化を見ます。

○個性が光る目に止まるものを作りましょう

企業に就職している人は、職場では個性より要望に応える協調性が必要ですが、フリーランスやホームページでは、自分らしく表現する方が良いです。

アーティストが溢れている中、ただうまい人は星の数ほどいるので埋もれないように個性を出しましょう。誰かの目に止まることが目的です。企業顔負けのホームページが増えています。

Webデザインの優れたホームページの見本のサイトもあるし、分からないことはインターネット上でほぼ解決できます。自分で作れるホームページで、自分をプロデュースしましょう!